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2005年02月01日
フェミニズム理論辞典(マギー・ハム)
【 書 名 】フェミニズム理論辞典
【 著 者 】マギー・ハム著、木本喜美子・高橋準監訳
【出 版 社】明石書店
【発 行 年】1999年7月30日
【 価 格 】6000円+税
【 ISBN 】4-7503-1172-3
【KeyWords】フェミニズム理論
【 内 容 】
【コメント】
Maggie Humm, The Dictionary of Feminist Theory (2nd edition), Harvest Wheatsheaf, 1995. の翻訳。
フェミニズム・女性学・ジェンダー研究の分野の辞典/事典では、以前から明石書店からリサ・タトルの『フェミニズム事典』の翻訳があるし、岩波の女性学事典も出た。キーワード集も各社(ドメス出版、新曜社など)からいくつか出版されている。日本でもそれだけ、フェミニズムやジェンダー研究が蓄積され、受け入れられたということだろう。以下、本書を翻訳・監訳した立場からひとこと述べさせていただきたい。
本書は、人名、書名、概念、キーワードなど、全部で600余の項目を含んでいる。配列は原語のアルファベット順だが、見出し語についての五十音順の目次が巻頭にあるほか、末尾には索引も完備されている。本文中に出てくる見出し語はゴシック表記もするようにしている。このあたりは、編集者と監訳者とで、できるだけ使いやすいものをと考え、配慮したつもり。(編集者の労力はたいへんなものであった。特記しておきたい。)
見出し語には、日本ではなじみがない言葉も、かなり多く収録されている。英語圏・フランス語圏のフェミニズム理論を学ぼうとする学生・院生には便利な本だろう。ただ、あまり初心者向きではない。「わかりやすく書いた」と著者は述べているのだが、訳していてもかなり難解な文章に出くわした。できるだけ努力はしたつもりだが、それでもまだ平易でない記述はたくさんあると思う。(なお、原著にある誤りもいくつか引き継いでしまった。機会があれば訂正したい。)
岩波の女性学事典が出て、本書も使命を終えたのではないかと思うことがある。それでもなお売れてくれるのなら、長い時間翻訳・編集作業に取り組んだ価値があったというものだが。
投稿者 june : 2005年02月01日 16:30