1996年度実習 (佐藤達哉・高橋 準)
テーマ:異文化としての福島
内容:
地域社会における人々の生活様式、行動様式、生活意識などを検討するために、フィールドワークを核にした調査実習を行ないます。フィールドは地元・福島とします。フィールドワークでは、対象を客観的にとらえるというよりは、参与観察を通して相互主観的な理解をすることが重要です。
この実習では、私たちが普段何気なく暮らしている街(福島)を異文化としてとらえて検討したいと思います。
(講義要項より抜粋)
テキスト:
佐藤郁哉、『フィールドワーク』、新曜社、1992年。
寺出浩司、『生活文化論への招待』、弘文堂、1994年。
その他、個別調査も行っています。これは個人または2〜3人の小グループでテーマを設定し、自由に調査を行い、報告をしてもらったものです。
[調査報告書]
報告書が完成しました(1997年1月27日)。
残念ながら部数に限りがあるので頒布はできません。ご了承ください。
内容を簡単にご紹介します。
この冊子は、福島大学行政社会学部で行われた地域調査実習(1996年度)の報 告書です。(以上、報告書の「はじめに」より抜粋)
この実習は『異文化としての福島』と題して行われ、前期は主に佐藤郁哉著『フィ ールドワーク』(新曜社刊)を輪読し、夏休みと後期を用いて調査を行いました。調 査は共同調査と個人(少人数)調査の2つがあり、共同調査は討論を重ねた結果、最 終的に2つのテーマを行うことになり、各人は希望する方の調査に参加することにな りました。個人調査については、各自でテーマを設定したものです。
テキストは全員で読みましたが、そこから何をつかむか、福島の生活の何を調査す るか、どのように調査するか、どのようなまとめ方をするか、といったことにはあま り枠をはめませんでした。
ここに掲載することのできた合計12のレポートは、それぞれ個性的で、あるいは 、まだまだ洗練の余地があるものもあるかもしれません。
しかし、私たちは、調査をきちんとすることよりも、自分たちなりの問題意識を磨 くことを重視しました。いずれのテーマも意表をつくものばかりで、非常に楽しいも のが出来上がったのではないかという自負もあります。
では、この報告集をじっくりとお楽しみください。そして、良かった点、悪かった 点を率直に教えてください。
なお、この実習は佐藤達哉(社会心理学担当)と高橋準(生活文化論担当)が指導 にあたりました。心理学者と社会学者が共同で実習を担当するというのもこの福島大 学行政社会学部だからこそ、という感じがします。学問同士の異文化交流が、日常生 活の場を異文化として捉える視点づくりに役だっていたことを祈るのみです。
担当者を代表して 佐藤達哉
目次
共同調査編 A班:路上配布物の受取りに影響する要因についての研究 B班:パセオ470調査:人はどうパセオを通過するのか 個人調査編
| 古今堂書店の謎について | 安倍真貴 |
| 福島市喫茶店比較 | 渡辺民子・砂金祐年 |
| 自転車はいつでも左側通行か | 熊坂佳代子 |
| 通行人はお金を拾うか!? | 遠藤研・大貫孝伸・白田征治 |
| 新幹線の乗車位置 | 上沢幸子・福田容子 |
| 福島のみやげ | 川崎嘉明 |
| アイスクリームの店に集まる人々 | 冨沢幸子 |
| タバコを吸う人びと | 小沢淳・渡辺耕二・進藤慎浩 |
| コスモスキャンプ in 信夫山 | 溝延直也 |
| 福島における外国人サービスについて | 春原郁子 |
[A班実習風景]
まずは大学構内での予行演習

いよいよ本番・街へくり出す

獲物を待ち受ける人々

頭上から観察する人々

「お願いしま〜す。」

「やったぜ!」(ちょっとヤラセっぽい)
[A班調査参加者]
遠藤研、大貫孝伸、白田征治、上沢幸子、小沢淳、熊坂佳代子、進藤慎浩、福田容子 、渡辺耕二
なお、この調査の実施にあたっては、福島大学行政社会学部内行政社会学会より『嶺 風』奨励金の交付を受けた。
[B班実習風景](1996年9月5日)
調査中三景
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調査参加者全員
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