Myriel

女性学プログラム・1999年度登録科目

社会心理学


【講義のねらい】
 社会心理学は人と社会との相互影響過程や人と人同士の相互影響過程を考察する領域であり、社会の側から人間行動を見る「社会学的」社会心理学と個人個人の行動や対人関係から社会を展望する「心理学的」社会心理学とに大別される。
 この講義では、主に後者の立場に依拠しつつ、「自己」「対人行動」「社会的行動」「個人差と社会化」について考えてみたい。

【講義概要】
 心理学的な考え方は、他の社会科学の方法論とは多少異なっているそこで、まず心理学的な考え方や研究技法についての解説を行い、その後各論に入る予定である。自分たち自らが心理学的研究の被験者となることで心理学的方法に親しむ機会も作りたい。各論ではテキストに準拠しつつ、以下の内容を取り扱う。
1.自己意識、自己概念、自己呈示
2.対人認知と帰属、非言語行動、親密な人間関係、援助行動、攻撃、対人葛藤とその解決
3.社会的認知、責任の帰属、社会的態度、偏見と差別、説得と態度変化、集団・組織行動
4.パーソナリティと対人行動、社会的動機づけ、社会的発達、社会化、文化、

【使用テキスト】
 今城周造編、『社会心理学』、北大路書房。

【学生へのメッセージ】
 自分では意図的な行動と思っていることでも、意外と多くの社会的要因の影響を受けていたりするし、なにげなく行っている行動にも深い社会的意味があったりします。この講義では、人間行動に影響する社会的要因について検討してみたいと思っています。
 テキストにもとづく内容だけではなく、その時々に生じた社会的問題についても社会心理学的視点から論じるつもりです。
 また、ひとりひとりが社会現象を心理学的な視点で見ることができるように、課題を課す予定です。


元のページへ戻る
Copyright (c) 1998, SATO, Tatsuya. All rights reserved.
This page written by TAKAHASHI, June.(june.takahashi@nifty.ne.jp)