
ウエディングドレスはなぜ白いのか
【 書 名 】ウエディングドレスはなぜ白いのか
【 著 者 】坂井妙子
【出 版 社】勁草書房
【発 行 年】1997年1月20日
【 価 格 】2678円
【 ISBN 】4-326-65196-2
【KeyWords】階級文化 ファッション セクシュアリティ
【 内 容 】(目次)
第1章 ヴィクトリア朝のミドルクラス
第2章 ヴィクトリア女王のウエディングドレス
第3章 ステイタスシンボルとしての白いドレスとベール
第4章 純潔と無垢の象徴
第5章 もはやステイタスシンボルではない?
第6章 新たなる象徴
第7章 カップルへの贈り物、結婚披露宴、ハネムーン
現代の結婚式に向かって
【コメント】
日本では白無垢は「嫁いだ先の家風に染まるため」とか言いますが、イギリス
ではどうだったのか?という疑問に答えてくれる本です。きっかけは、当時アッ
パークラスの狭い範囲で流行していた白いウエディングドレスをヴィクトリア女
王が結婚式で身につけてみせたこと。彼女の人気取りの一方策でもあり、同時に
国産のレースを使うことで低迷していた国内産業の振興もねらおうとしたという
ことだったらしいのですが、その白いドレスが、ヴィクトリア朝後期になってか
ら、ミドルクラス内部の細かな社会的位置と服装・慣習の一致が崩れてきたこと
によってミドルクラス全体へと広まったことで普及が生じた‥‥というのが大ま
かなストーリー=ヒストリーになるようです。
さらにそれが、女性のセクシュアリティに関するヴィクトリア朝的規範(「花
嫁は処女であるべき」というもの。もちろん、規範は行動に際して参照される基
準ではあるが、その通りに遵守されなければならない絶対のものというわけでは
ない)とからまりあって人々の心に根づいたのだ、とされています。
わたしにはちょっと違った疑問もあります。それは、「〈バージンロード〉っ
ていつごろからのもの?」というもの。どなたかご存知の方は?
(1997/02/18)
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